Taylor Brown テイラー・ブラウン

ライター(脚本)

 
 

ひきこもり状態で生きる葛藤を表現するとは

ひきこもりの状態で暮らしている人のストーリーをどのように表現し、伝えることができるのか。「望」の脚本制作に着手して間もなく、私はこれまでの人生最大とも言える創造的挑戦の一つに直面していることを悟りました。「自分と全く違う人生・・・理解しがたい生活を送る人たちと会う」そんな思いを抱きつつ、脚本のリサーチのため私は日本に向かう飛行機に乗りました。しかし、訪問先で待ち受けていたのは新鮮な驚きでした。彼らは、人生を狂わせた苦しみや困難と全力で戦っている強い人たちでした。彼らの優しさと、寛大さに驚かされました。  私と一緒に食事をし、お茶を飲みながら、彼らは神の善良さを証言していました。 彼らはイエスを信じていましたが、イエスは彼らの問題や苦しみのすべてを取り除かれませんでした。しかし、どんな時も彼らとともに、彼らの部屋にいてくださっていたのはイエスだったのです。イエスは闇の中にいる彼らに寄り添い、光の中に戻る道を示してくださいました。 このような人々の証言を聞いて、私の信仰はとても強められました。そして、孤独な壁の向こうにある、この「希望」を、映画を通して伝えることができたらと願い「望」を書き上げました。 イエスこそ、私たちの暗闇の中に入ってきてくださり、扉を開いてくださる、真の世の光であると私は信じています。光は常に暗闇に打ち勝つということを、この映画が人々に示してくれることを願っています。

プロフィール

フィルム制作スタジオ「Rough Terrain Studios」の創設者。彼のスタジオは映画を通じて人々にイエスを指し示す物語やメッセージを語ることを目的としている。過去にはChrist in Youthのプログラム・ディレクターとして働き、テネシー州で5年間、クリスチャン・ミニストリー(教会のはたらき)に携わる。現在、CIYのWRKRフィルムにて制作される映像・映画の台本、脚本家として寄稿しているほか、Siblings Improvのチームトレーニングを担当。妻のシェイラと3人の子どもたちとともに、ミズーリ州ジョプリン在住。